MSCタイヤについて・タイヤの基本形状と各モデルに推奨リム幅があります
少しずつ入荷しておりますNEW・MSCタイヤですが、前回のコンパウンドやケーシングの特徴以外にもタイヤの基本形状が2種類、モデルごとの推奨リム幅があります
以前のカタログでもモデルごとに端に表示がされていたのですがこれもタイヤのキャラクターを判断するための大事な要素になります
タイヤの断面の形状をそのまま表しており丸い形状か角ばった形状かのベース形状の2種類なのですが、
丸い形状のROUND SHAPEでは常設コースの引きしまった路面や整備された路面では寝かし込みの安定感・一定のグリップ感を掴みやすいラウンド形状が使いやすかったり、ペダリングの軽さ、コーナリングでの立ち上がりでの安定で後輪をこの形状でも合わせやすいキャラクターとなります
角ばった形状のSQUERE SHAPEではレース時の踏み固まっていない特設ルートや草地の路面、軽いマッドやトレイル的なザクザクした砂利や落ち葉のような路面でエッジがを活かしたグリップを確保でき、フロントのみこちらの形状を組み合わせることもやり易いキャラクターです
タイヤ形状のデザインでもキャラクターを表現してるのでそれらを活かすためのリム内幅の推奨範囲があり各モデルこの幅でのフィーリングが基本になってデザインされています。
クロスカントリー~トレイル
DRAGSTER(ラウンド) 25mm~30mm
ROLLER(ラウンド) 20mm~25mm
ROCK&ROLLER(スクエア) 25mm~30mm
クロスカントリー~トレイル~エンデューロ
TRACTOR(ラウンド) 25mm~30mm
SINGLETRACK(スクエア) 25mm~30mm
トレイル~エンデューロ~ダウンヒル
GRIPPER(ラウンド) 30mm~35mm
HOTSEAT(スクエア) 25mm~35mm
タイヤの性能を発揮するにはリム内幅の組み合わせも重要です、
ラウンド形状で内幅が細すぎるとペダリングは軽くなるかもしれませんが尖った印象になりトレイル的路面で寝かせるグリップ感が不安定になったり、スクエア形状で内幅広すぎるとクライミングはグリップ感が増しても重いフィーリングになったりエッジが目立ち過ぎて硬い路面でウェットだとコントロールが難しくなるかもしれません。
キャラクターが分かれば例えばスクエア形状のHOTSEATではラウンド感も欲しいので30ミリあたりが丸みとエッジのバランスが良いという感想や、ラウンド形状のGRIPPERでは常設での滑らかなコーナリングにトレイルでのエッジも活かしやすく内幅広めが使いやすいので広めの内幅35ミリが調子がよい!という方のお話しもあります
近い用途でのスクエアモデルとラウンドモデルをそれぞれ前後に分けて使用することも路面に対応する幅を広げることが出来るのでケーシングのレベルと合わせてご検討ください